~デトックスウォーターって、美味しいですか?~
たくさん頂いたフルーツが食べきれなかったり、食べ飽きちゃったりすることってありますよね。お料理好きな方はジャムやコンポート作りに利用するんでしょうけども、時間かかりますよね。
そんな時にオススメなのが「デトックスウォーター」。入れるフルーツによって様々な効果が。

学生の頃、近所のおばさんに聞いた生姜シロップの作り方を少しずつ改良してバイト先の浅草のカフェで提供していました。このシロップは生姜と鷹の爪を煮てハチミツに馴染ませていくもので、レモンと合わせることにより飲みやすい生姜湯として提供したり炭酸で割れば辛めのジンジャーエール、またワインで割るなら赤白どちらとも合うし、ビールやカクテルのアレンジ、日本酒や焼酎系のハイボール、ウイスキージュレップにと、まさに万能シロップでした。よくお客さんに「分けてほしい」と言われたり他店にレシピを教えたりもしていました。

ちょっと、女優のエピソードトークみたいですが、まあ当時凝ってたのがカクテルというか飲み物の配合を考えて新メニューを作ることでした。
さて、今回は「デトックスウォーター」ですが、普通はフルーツを水に浸すらしいです。ただ、デトックスウォーターを検索すると関連キーワードが“危険” “まずい” など最悪です。栄養価の高い水分なんて最高なんですけど。「危険」に関しては農薬やワックスのこと。これは真水で洗えば落とせます。では、「まずい」に関してはどういうことでしょう。
味が薄いからまずいんです。
先に挙げたシロップなんですが、アレさえ入れることができればデトックスウォーターは一撃で美味くなります。ただし「火を使う」というところが今の時代には合っていないというか。ちょっと正確にはわかりませんが、デトックスウォーターは加熱によって失われがちな酵素やビタミン、ミネラルなどを摂取できるという“ローフード”の流れの中でブームになったのではないかということですね。
そこで、デトックスウォーターの良さは活かしつつ、その欠点である味をカバーできれば一過性のブームに陥らないのではないかと考えた次第です。いや、まだ流行ってますか?
味について、「まずい」につながる原因は主に“苦味”や“渋み”によるものだと思います。これをカバーできるのは“甘み”です。砂糖が気になる方はハチミツやメープルシロップ、果糖、麦芽糖などの天然甘味料もありますし、糖質の入っていない甘味料もあります。「旨味は甘み」とはよく言ったもので、甘みを加えるとほぼ全ての料理は美味しくできます。料理研究家の小林カツ代さんは「料理にコクを出したいときは砂糖」とよく言っていたものです。

「容赦なく甘みを足す」ということで、まずデトックスウォーターの定番「レモン&ライム」ですが “スライスしたレモン&ライムを水に入れて2時間置く” というレシピをアレンジすると、【コップにスライスしたレモンとライム、”けっこうな量のハチミツ ” 、ミントも一掴みぶち込んで少し水を注ぎながらすりこぎ棒で潰します。そのままラップを掛けて一晩寝かせる 】 でいかがでしょう。ちょっと濃いデトックスウォーターの素(原液)が出来上がります。
水で割ればいつもより美味しいデトックスウォーターになりますし、炭酸とお酒で割ればモヒートやカイピリーニャのような夏のカクテルになります。OSHARE♥
ラベンダーなどを潰しても美味しそうですね。他にもオレンジやグレープフルーツなどなど柑橘系なら同じような材料が合うでしょう。
リンゴを使ったレシピならローズマリーやシナモンなどのハーブを合わせるのが料理界では定番(リンゴには強い抗酸化力、ローズマリーにはメンタルや肌の炎症改善、殺菌力もあり、シナモンは育毛、代謝促進、記憶力向上)。大人の香りのするフレイバーシロップが出来上がります。他にも、ベリー系にはセージやミント、桃にはタイムとミント。ミントって万能ですね。スペアミントやハッカも試してみたいところ。
やってはいけないレシピとして、美容系の情報サイトでよく見るトマトやキュウリ、セロリなどの野菜を使う作り方。アレは個人的にオススメできません。青臭さを水で薄めて「美味しい」にはなりません。美容に重点を置くと失敗します。あくまで「美味しいフレイバーシロップを作る」という感覚でやってみてください。
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